11月22日(火),東京歯科大学(東京都千代田区)にて,日本老年歯科医学会による「高齢期における口腔機能低下症」の概念と診断基準に関する学会見解の報道発表,および報道説明会が開かれた.
同学会では以前より,高齢期における「口腔機能低下症」を提言し,多くの研究と検討を進めてきたが,本会では,より確実なエビデンス構築を目的として試作された診断基準が発表された.
まず,同学会理事長である櫻井 薫氏(東京歯科大学老年歯科補綴学講座 教授)が登壇.本会の概要および発表の経緯を説明したうえで,口腔機能低下症の疾患概念と学会見解を概説した.
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つづいて同学会学術委員会委員長である水口俊介氏(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科高齢者歯科学分野 教授)が登壇
ボトル付きスケーラー.口腔不潔や咀嚼機能・嚥下機能低下といった口腔機能低下症の診断基準となる7つの症状について,各項目の検査方法と評価基準を紹介した.同基準が広く歯科医療従事者に応用されることを狙い,さらには広く国民への周知も目指して,本会を起点に今後もエビデンスを積み重ねていくことが明言された.
また,前述した口腔機能低下症診断の検査・診断の体験会も開催され,本会に出席した各社報道者が参加した.
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