乳歯から放射線量が測定出来る
3.11原発事故で大量の放射性物質が大気や海へ放出され、各地で人体への影響が懸念されている。
とりわけ子どもへの影響は大きな心配ごとになっている。
毒性が強く、またその半減期は29年と長く、人体への影響はセシウムの300倍ともいわれている。
そこで乳歯に蓄積されたストロンチウム90を測定することで、お子様への影響をつかむことができる。
乳歯は長期保存が可能なので数十年の調査、分析に役立てることができる。
仮に将来的にストロンチウム90で何らかの疾病にかかられた時には、保証を求める重要な根拠ともなる。
お子様の脱落乳歯を保存する会(仮称)は、千葉県の松戸をはじめ近隣の柏市、流山市、三郷市など放射性物質のホットスポットといわれる地域に乳歯の保存を呼びかけている。
実際、線量を測ると驚く箇所もある。
この調査には被爆されていない方の乳歯も比較対象とする。
研究結果は学会誌等に発表されるが、その際個人の情報はふくまれない。
研究費は、個人、団体からのカンパ、自治体、国からの公的補助、東電からの援助金で行う
アマルガムミキサー 。
ストロンチウム90は、内部被爆で骨髄腫や骨髄、血液機能障害(造血障害)などの難病を高い比率で発生させるといわれている。
最近はがん発生率とも深い関係があることも分かってきた。
脱落乳歯の一部を歯科医療機関に預けてほしいと「お子様の脱落乳歯を保存する会」は呼びかけている。
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