近年では、看護の必要な高齢者の方への口腔ケアの重要性がますます高まっています。介護の現場では、身体のケアを重要視するあまり、専門的な口腔ケアにまではなかなか手が届きにくいという現実があります。今後は介護の分野へも歯科の専門家がどんどん入っていくことが望まれます。
以下は在宅高齢者の補綴処置についての記事からです。
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【在宅高齢者の補綴処置とその限界】
考え方
歯を失っていくことが,口腔の老化現象であるとすれば,個人差は大きく,対処の仕方も千差万別である.このような義歯に対する感性をもつ人たちに義歯を使いこなしてもらうように対応しなければならないのは大変である.口腔内に異物である義歯を常時入れ,その義歯を使いこなすという行為は,それを使いこなそうとする人すべてにできるわけではない.さらに,義歯を使いこなせない人が介護を必要になってしまうと,義歯は無用の長物にしかならない.これを防ぐには,自立しているときから,義歯を自分の身体の一部とし,義歯なくしては生活できないほどに義歯に親しんでほしい.そのためには,最低限咀嚼機能の回復がはかられる義歯を製作し,
家庭用・歯科用超音波洗浄機装着してもらう必要がある.(2004 現代の治療指針引用)
健康な時に義歯を使いこなせない方が介護が必要になると、その後義歯は全く使われなくなる。そのため、普段から義歯を積極的に使い、慣れ親しんでおきましょう、という内容でした。日常的な口腔ケアが、
歯科技工用真空成型器将来にわたる口腔ケアに繋がっていくことを理解し、毎日のケアを大切にしましょう。
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